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二次元空間の直線

Introduction

English ver

今日は、次の定理を証明します。


二次元空間の直線は次のように表せる
\{x|<x,v> = 0\}

ただし、vは直線に直行し、ゼロでないベクトルとします。

証明

\forall k \in \{x|<x,v> = 0\},
<k,v> = 0
k と vは二次元空間のベクトルなので、それぞれのベクトルは次のように表せます。
k = (k_1,k_2)
v = (v_1,v_2)
よって <k,v>=k_1v_1 + k_2v_2=0

方程式をk_2について解くと
k_2 = -\frac{v_1}{v_2} k_1

これはまさしく、傾き-\frac{v_1}{v_2}の直線です。
Q.E.D

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